看護師

【給料や勤務時間だけじゃない!】非常勤看護師のメリット・デメリット

看護師の働き方は、大きく分けて『常勤看護師と非常勤看護師』の2つがあります。

・常勤看護師として働くのは体力的に難しい。
・子育てと両立できる働き方をしたい。
・転勤族で特定の場所で長く勤務することができない。

こういった悩みを抱えている方は非常勤看護師の働き方がおすすめです。

常勤看護師と比べ、勤務時間や退職時期で悩むことが圧倒的に減るからです。

とはいえ、人生の大切な選択。いきあたりばったりではいざ働いたときに後悔することになりかねません。

この記事では、非常勤看護師のメリット・デメリットを解説していきます。
ぜひ参考にしてください。

こちらで常勤看護師のメリット・デメリットについても紹介しています。
比較しながら読むことをおすすめします。

非常勤看護師とは

非常勤看護師とは『パートやアルバイト』として働く看護師のことです。
フルタイムで働く常勤看護師とはちがい、非常勤看護師は1週間に40時間未満で働いています。

  • 扶養内で働きたい
  • 仕事・家事・育児に追われて自分の時間がない
  • 今はできるだけ子供との時間を大切にしたい

こういった場合、まずは勤務日数や時間の調整が必要になってくるので非常勤看護師という働き方を考えましょう。

非常勤看護師のデメリット

まずは非常勤看護師のデメリットを紹介します。

給与がさがる

常勤看護師から非常勤看護師になると給与の違いにまず驚くこととなります。
常勤看護師は基本給に手当てが追加されるという給料システムでしたが、非常勤看護師は時給あるいは日給制になります。

・しっかり働いてもボーナスはおこずかい程度...
・退職金もなかった...

こういった不満がでてくるはずです。
給料ではなく時間に優先順位をあてるのであれば諦めなければいけないところ...。 その分、自分の時間が増えたと幸福感を得られるはずです。

福利厚生の待遇が悪い

福利厚生は2つに分けることができます。

  • 「法定福利厚生」・・・社会保険のことで『健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険』がある。常勤看護師は自動的にこのすべてに加入される。一定条件を満たした非常勤看護師も受けることができる。
  • 「法定外福利厚生」・・・法律で決められたものではなく、病院が任意で定めたもの。

勤務日数や時間によって社会保険に加入できない可能性があるため、働き方を変更する際は必ず確認しましょう。
また、法定外福利厚生も常勤看護師でなければ受けられないというところが多いです。
働き方を変える際は事前に確認しておきましょう。

キャリアアップが難しい

役職を目指したい、認定看護師や専門看護師になりたいという思いがありますか?
残念ですが非常勤看護師ではキャリアアップが難しくなります。
常勤看護師とは任される仕事内容も違い、経験を積むという点では不利になってしまうためです。

非常勤看護師として働くメリット

次に、非常勤として働くメリットを紹介します。

ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる

子供の成長に合わせ、勤務時間や勤務日数を調整できるのが1番のメリットとなります。
また、常勤看護師とくらべ残業が少ないためプライベートな時間を確保することができるのも魅力です。

任される仕事内容が変わりストレスが減った

看護師という仕事は、患者さんの命を預かるといっても過言ではない責任の重い仕事になります。
これは常勤看護師であっても非常勤看護師であっても変わりません。
しかし、常勤看護師とはちがい部屋持ちやリーダー業務をすることもないため直接的に患者さんの判断をせまられるということが減ります。
それによりストレス軽減につながります。

「責任感に押しつぶされそう...。」と悩む方にも、非常勤看護師はおすすめな働き方になります。

退職がスムーズ

常勤看護師と違い、委員会活動や新人指導など任される仕事がないため引き継ぎの必要もなくなります。

ブランクがあって常勤は不安。
もしかしたら続かないかも...。
配偶者の急な転勤があるかも...。

こういった悩みを抱え、退職を見据えて働きたい場合は非常勤看護師がおすすめです。

退職を考えているという方はこの記事で詳しく説明しています。
ぜひ参考にしてください。

非常勤看護師と常勤看護師を天秤にかける

非常勤看護師のメリット・デメリットについて紹介しました。
常勤看護師と非常勤看護師は時間や給料だけでなく、精神的な面でも大きく違います。
両者のメリット・デメリットを判断材料にしてより良い選択をしてください。

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