
・仕事を辞めなきゃいけないの?
・なにか対策はないの?
今回はこういったお悩みにお答えします。
「小1の壁」とは、入学をきっかけに仕事と育児の両立で感じる様々な困難のことを指します。
ワーママの多くはここでつまずいてしまいます。

結論から言うと「小1の壁」を乗り越える方法は3つあります。
- 学童保育の利用
- ファミリーサポートの利用
- 就業時間の変更
この3つをあらかじめ知っておくことで、「小1の壁」の準備をすることも対策をねることもできます。
この記事では、意外と知られていない「小1の壁」と、その克服方法を紹介します。
「小1の壁」とは
保育園から小学校に入学すると、仕事と育児の両立が難しくなります。
1番の原因は「時間」です。
7時には出勤するという方の場合、保育園はすでに開園していて預けることができましたが小学校はそうはいきません。
地域によりますが、小学校の開門は7時半~7時50分のところが多いため、子供を残して出勤しなければならなくなってしまいます。

出勤と共に車で学校まで送っても、門が開いていなければ外で待つことになる...。
まずはここで頭を抱えてしまいます。
問題は朝だけではありません。
入学して1週間ほどは給食は食べずに半日で下校という学校も多いです。
1週間、仕事を半日に変更して子供の帰りを待つといったことができる職場はそうそうないのが事実。
たとえこの1週間を乗り切れたとしても悩みはつきません。
- 1年生のうちは14時~15時の間には下校
- 夏休み・冬休み・春休みの長期休暇
- 月1~2回はPTAや授業参観などの学校行事
こういったことから、ワーママが働き方の変更を余儀なくされてしまうのが「小1の壁」です。
「小1の壁」を克服する方法3選

そんなことはありません。

「小1の壁」についてはメディアで大きく取り上げられることはありませんが、地域のサポートも多く、サポートをうまく使うことで仕事を続けるママ達も増えてきています。
学童保育の利用
学童保育とは、仕事などの理由で日中家庭に保護者がいない小学生に対し、授業終了後に帰る家となり生活の場を与えてくれる施設のことです。
放課後児童クラブと呼ばれることもあります。

一人で留守番させるのはまだ早い。
こういった方はぜひ学童保育の利用を検討しましょう。
- 友達と遊ぶ時間も多くなり、はやく学校生活に溶け込める。
- 学童で宿題を済ませてくる。(学童のシステムにもよる)
こういったメリットもあります。
ファミリーサポートの利用
ファミリーサポートとは、「地域子ども子育て支援事業」の一環で、全国の市町村で運営してる制度です。

主なサポート内容
- 小学校や学童保育、習い事への送迎
- 小学校の放課後預かり
- 保護者の急用やリフレッシュを目的とした外出の間の預かり
- 土日祝日も利用できる地域が多い
このように充実したサポートを受けることができます。
基本的に0歳から小学校6年生までの子供の育児サポートが対象となりますが、住んでいる地域によっては対象に制限があるため、まずは確認することをおすすめします。
もちろん1時間利用ごとに料金は発生しますが、仕事を続けていく上では必要不可欠になるサービスです。
利用を考えているのであれば、事前に「ファミリーサポートセンター〇〇〇(住んでいる地域)」で調べておきましょう。
就業時間の変更
小学校入学という大きな環境の変化から、ストレスを抱える子どもも多いです。
少しでも子供といる時間を増やしたいと思ったら、まずは上司に勤務時間の変更ができないか相談してみましょう。
有給をうまく活用したり、育児時短制度が使える場合もあります。
また、悩んでいることを口にすると上司が親身になって動いてくれるということも少なくありません。

子育て経験のある上司だったため、すぐに理解してもらうことができ「時間は気にしなくていいから教室まで送り届けてあげて」と言ってもらえたことがありました。
なかなかこんなこと言ってくれる上司はいないかもしれませんが、悩みを口にしなければ現状はなにも変わりません。
まずはなにか行動を起こすことが大切です。
退職を考えるのは最後でいい
ここまで紹介した「小1の壁」の克服方法が現実的に無理な方も少なくありません。
保育園を考えた時によく耳にしていた『待機児童問題』は学童保育でもいえることです。
近年、学童保育の施設数は増えてきていますが、都市部を中心に利用できていない児童も多いです。
ファミリーサポートにしても同じことが言えます。
サポートしてもらいたい人に対してサポートする人が圧倒的に足りていないため、「誰でも」「どの地域にいても」サポートが受けられるという保証はありません。
こうなったとき、退職やワーママ向けの転職を考えしましょう。
- しばらくは午前パートや子供のいない時間だけ
- 在宅ワークで収入を得る
今はいろいろな働き方があるので、転職サイトに登録して調べておくのも視野が広がるのでおすすめです。
ワーママが絶対悩む「小1の壁」
実際に「小1の壁」を克服するには周りのサポートが最重要。
さまざまなサポートが増えている一方で、地域によってはまだまだサポート体制が整っていない現状にあります。
働くママにとって悩みは尽きませんが、より良い選択ができるよう応援しています。