看護師

【これで不安解消!】新人看護師が働きやすくなる方法。新人ナースに現役看護師が詳しく解説。

厳しい実習や国家試験を乗り越え、看護学校を卒業し、春から看護師として現場で働く皆さん。

やっとの思いで入職し、それぞれが『思い描いた看護師になるぞ』と、やる気に満ち溢れているのではないでしょうか。
一方で、新しい環境に多くの不安を抱いてこの記事いたどり着いたのだと思います。

・一人の看護師としてやっていけるかな
・仕事は覚えられるかな
・コロナの影響で実習があまりできていないけど、現場でやっていけるかな
・病棟の雰囲気や先輩看護師はどんな感じかな

4月の入職目前に、こんな不安を抱えているのではないでしょうか。

私は14年間看護師として勤務しています。これまで多くの新人指導を行い、多くの悩み相談を受けてきました。先日、もうすぐ2年目を迎えようとしている看護師が「入職前、不安で眠れなかった。」と話しており、同じ立場の方々を少しでも楽にしてあげれたら...という気持ちでこの記事をかかせてもらいました。

この記事を読み、どうしたら不安を解消できるのかを知り、不安というマイナスな感情をプラス思考に変えていきましょう。

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新人看護師の不安を解消!まずは現場を知る

新しい環境に身を置くとなると、誰もが不安やストレスを抱きます。これは当たり前の感情です。
ですが、不安が強すぎると「眠れない」「ドキドキする(動悸)」「体が震える」「ふらふらする」などの様々な症状を引き起こす恐れもあります。
これから待ち受けている現場を知らないということも、不安や恐怖心を強くしてしまう原因です。
できることなら不安という気持ちは『適度な緊張感』くらいにとどめておきたいですよね。

まだわからないことを色々考えてもしかたない。

そう思う方はここから先は読まなくてもいい内容かもしれません。

まずは不安解消のために「これから待ち受けている現場のことを少し想像してみたい」という方に読んでいただけたらと思います。

現場の雰囲気は?

「どんな子が来るんだろう。どんな声掛けをしたらいいのかな。」と、受け入れる側も不安でいっぱいです。
まずは『自分たちだけではない』と、少し肩の力を抜きましょう。
病院では、今の新人看護師の特徴を踏まえ『新人指導について』会議を行い、新人看護師が学びやすい・働きやすい環境を準備しています。
病院の方針にもよりますが、今は『プリセプター制度』というものが導入されているところが多いです。

メモ

プリセプター制度とは、先輩看護師(プリセプター)が新人看護師(プリセプティー)に対し、マンツーマンで教育・指導を行うこと。

教育、指導する以上に重要なのが、新人看護師の身近な相談役として、メンタル面のフォローをしていくことです。

新人のうちは最も関わる先輩看護師になると思います。何かあったら話を聞いてもらえる存在がいるということはとても大きいです。

みなさんが安心して働けるよう、迎え入れる準備はできています。
安心して出勤しましょう。

先輩看護師にどう見られている?

看護師も一人の人間。『多忙な中、新人にはかまってられない...』と思う先輩も少なからず存在します。

どうせ新人のことなんて相手にしてくれないだろうから声はかけないでもいいか…。

ここで気を抜いてはいけません。
かまっていられないという看護師ほど、意外と目を光らせて新人看護師をよく見ています。
実はよく見られていることを知っておきましょう。

見られていることをしっておくと意識が変わってきます。意識が変われば行動も変わってきますよ。

注意したい行動

  • あいさつはできるか(率先してできるかが重要)
  • スタッフだけでなく、言患者さんに敬語が使えているか
  • 教えたことをしっかりメモしているか
  • メモしたことを復習しているか
  • 報告・連絡・相談ができているか
  • 知ったかぶりをしていないか(わからないことをわからないと言えるか)
  • 指導後の態度はどうか(ふてくされていないか。指導のたびに泣いていないか)
  • 積極的に学ぼうとしているか(声をかけられるのを待っているのは目についてしまう)

とはいえ、いきなりこんな完璧にはできません。
安心してください。これを全部完璧にしなくても好印象を持ってもらうための秘訣があります。
それは『初対面の印象は7秒で決まり、その印象は半年間持続する』ということです。
これを初頭効果といいます。

いつもよりも少し大きい声であいさつをしたり、マスクをしていても笑顔を見せている意識をことで好印象を与えてくれます。

第一印象が良いだけで、その後の働きやすさにもかかわってくるといっても過言ではありません。
ぜひ実践してみましょう。

好印象を持たれる看護師を知って不安解消

まず一つわかっていてもらいたいことは『必ずしも先輩看護師に好かれなければいけないわけではない』ということです。

新人だからって、そんなにこび売らなきゃいけないの!?

それは違います。
ですが、好印象を持ってもらえることで確実に自分が働きやすくなります。
初めのうちはオリエンテーションなどで説明を聞くことが多いですが、数日で病棟業務にうつります。

病棟配属後、意識することを理解しておきましょう。

新人看護師に求めるもの

・自分から率先してあいさつをする
自分ではしっかりあいさつしているつもりでも、不安や緊張から声が小さく表情も暗くなり相手にうまく伝わっていないことが多いです。
新人のうちは、少しオーバーすぎるくらい『元気にあいさつ』を意識しましょう。

初対面のスタッフには「今日から配属されました。〇〇です。よろしくお願いします。」と手短にあいさつするのもしっかりしている印象を与えてくれます。

・積極的に学ぼうという姿勢
これは学生の頃からずっと言われてきたことではないでしょうか。教えてくれるのを待つ受け身な姿勢を先輩看護師はあまりよく思いません。
「〇〇の技術を学びたいので見学させてください」と伝えることで「学ぼうとしているな。あの処置も見せてあげようかな」と声をかけられることも多くなります。

・わからないことはわからないと伝える
不安や疑問は絶対に隠さないようにしましょう。
「わかりません」とはっきり言うというのも新人の仕事の一つです。とはいえ、毎回「わかりません」ではいけません。一度わからないと言ったことは、必ず復習して学びを深めていきましょう。

人間誰でも、好印象を持つと相手になんでもしてあげたくなるものです。

先輩看護師が求めていることを一つ一つこなして好感度アップしましょう。

新人看護師が抱いている不安はみんな同じ

近年はコロナの影響もあり、病院実習があまりできずに入職前から強い不安を抱いている方も多い傾向にあります。

今あなたが抱えている不安は、新人看護師みんな同じです。

現場のスタッフは『コロナ渦で実習ができていない現状』を一番知っています。
「みんなより実習できてないけど大丈夫かな」と不安にならないで下さい。
正直、現場に出てしまえば実習をしているしていないは関係ありません。
大切なのはこれからです。
『自分だけ不安』と思わずに肩の力を抜いて、ここまでの不安解消法を実践しましょう。

不安を乗り越え『新人看護師』として良いスタートを切ろう

これから待つ新たな環境に不安なことは多いかもしれませんが忘れないでください。
新人看護師はわからないことだらけで当たり前。初めから一人で頑張らなきゃと思わなくて大丈夫です。

もちろん知識が豊富で損はありませんが、配属される病棟で行われる処置や患者さんの病気も変わってくるので全てをバッチリにしておくのは無理な話なのです。

入職してすぐの看護師に1対1で患者をみてもらうということはまずありませんが、ひとりの看護師して最低限、バイタルサインや検査データの正常値を知り異常に気付けるようにはしておきましょう。

最後に...。
これから一緒に就職し、働いていく同期は誰よりもあなたの不安をわかってくれる存在になることは間違いありません。大切にしてくださいね。

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